2018年1月31日水曜日

【いんま】のこと

*本日、生きた証*
 AM:脱藩
 PM:すきなひととランチ
   夜:大熱狂からの帰還

めくるめけ、旅

どーだろう、たっちーです。

移住ブログですか、これ。
ついに冒頭で自ら問いかけてしまいました、だってどうにもいたたまれなかったんです。
個人のブログフォームでは「高知ほうろうき」、転載しているサイト"田舎の暮らし方"では「四万十町の移住ブログ」と題されているにも関わらず、いずれにも関わりない記述の多いこと甚だしい!
唯一嘘がないのは「ほうろうき」の部分で、旅、いや気づくとウロウロする性分なのです。

そんな言い訳(にすらなっていないが)をしつつ、山陰放浪ネタはまだまだ続けますよ。

以前、車窓から眺めたことはあるけれど、この度初めて訪れましたはこちらの湖。

海みたい

シジミのメッカ(?)でお馴染み、宍道湖であります。

さすが我が国第7位の面積を誇る湖だけあって、とても壮大でまるで海のようですな。
(ちなみにこの8倍以上ある琵琶湖って……どんだけ)

それにしても、「宍道」と書いて「しんじ」って読むのは何で? と思いませんかどうですか。

2007年5月の松江市報によれば、733(天平5)年に作られた『出雲国風土記』に「天の下に造らしし大神命の追ひ給ひし猪の像、南の山に二つあり(省略)猪を追ひし犬の像、(省略)其の形 石となりて、猪と犬と異なることなし。今に至りても猶あり。故、宍道(ししぢ)と云ふ」との記述があるとのこと。

すなわち、宍(シシ)の道でシシジ、訛ってシンジ、なんでしょうね。

イカす店構え

さてそんな宍道湖の名物を使った、郷土料理を多数取り揃える居酒屋が松江城の近くにございまして、名を「川京」さんといいます。

いただけ、珍味

はじめにも書いた通り、私が持ち合わせていた宍道湖の知識なんて「シジミ」にぐらいのもんで、海水と汽水の混じり合うところで「七珍」と呼ばれる豊富な魚介が獲れるとは知らなんだ。

まずは、この日いただいたもの、シラウオ。

ぷりんぷりん物語( 古

お刺身をわさび醤油で。
キラキラ透き通っていて美しく、トゥルンとした食感にほのかな苦味がたまりませんなぁ。
江戸時代から全国的に有名だそうで。

そしてシジミは、出汁がとろりとあんかけ風になったオリジナルメニュー「あんかけしじみ」にて。

しみじみ

ふげーーーーー。

何これ。

人生で最上級の旨味が凝縮されたシジミだわ。。。

しかも残った汁は、好みで味噌汁かおじやにしてもらえるとのこと、私はもちろん前者をプハー。

およ

残る五珍はといいますと、スズキ("奉書焼"と呼ばれる紙包み焼が有名)、コイ(天皇や将軍の召し上がる御膳料理の代表)、ウナギ(出雲から上方に伝わった)、モロゲエビ(車海老の一種)、アマサギ(寒いところに生息するワカサギの仲間)とのこと。

なんて豆知識が親切に書かれたお店のメニューを見ながら、味わう焼酎のお湯割りに入っているのは……なんとワカメちゃんですよ。

しかも飲んでいるうちに、水分を吸収してぼわわわっとなってくるもんでね。

およよよよ

というのも、地元・隠岐酒造さんによる、世にも珍しい海藻焼酎「いそっ子」がベースだからですな。
これが、本当にもう磯の香りがプンプン、結構な衝撃を受けました。

と、こんな珍しい酒に肴ですから、ついつい飲みすぎましてヘベレケ。

米子にとっていたホテルに戻るまでの徒歩+JRの約40分間において、

なんと、

なんとなんと、

聴け、良音


それまでに買ったお土産をまとめた袋をまるっと紛失しました。


えええええええ。


いい加減、阿呆にもほどがありません。
誰でもないワタクシの阿呆のせいであり、怒りのぶつけ先は自分のみ、もう遣る瀬ない……。

そんなやさぐれた気持ちを癒してくれるのは?

heberkeないで

きっと上質な音楽に違いない。

ちゅうことで大分強引に、来月窪川で開催されるジャズライブのご紹介です。
老舗珈琲店・どなあさんにて17日夜、我が町が誇るサックス奏者・山地高さんによる演奏が楽しめるとのこと。

【いんま】起こったばかりのショッキングな出来事も、素敵な音で忘れたらいいわ(ヤケ

てんで本日の高知ことば【いんま】は、【先ほど】【たった今】という意味でつかわれる土佐弁です。単純に「いま」の訛りの可能性が高いですが。
 例)武内さんく? ああ、【いんま】通り過ぎた信号の手前よ。

ほんじゃ!

よう呑む【げな】

*本日、生きた証*
  朝:青ざめてから絵本の読み聞かせ
 AM:移住者紹介動画撮影
 PM:リサーチ
   夜:違うバイト

そーいやあ

どんもん、たっちーでして。

まとってますか、羽衣。
昔、我が家の日曜夜はアニメと決まっていて、キテレツ大百科のエンディングではコロ助のチュウ顔を愛おしく眺めたものです。
当時その枠のスポンサーが「はごろもフーズ」だったと覚えているのは、水に波紋の広がる瞬間をアップにしたCMの映像がやたら綺麗に見えたからかもしれません。
シーチキン、てのも子どもにお馴染み商品ですしね。

波紋といえば。

海や川、滝などの自然物はもちろん、噴水や鹿威しなど水の動きがある風景を人は何かと好みますね。
実際に流れていなくても、絵画や彫刻なんかでもそれを再現するぐらいですから、どこか人を癒す効果があるのでしょう。

ゲージツである

石庭もまた然り。

石で水の流れを表現してしまおうだなんて一体誰が考えたのでしょう、発想力だけでなくそれを形にしてしまう技術に感銘を受けるのね、つくづく。
全国的には京都、龍安寺や仁和寺、建仁寺あたりが有名ですが、年始の九州放浪時に福岡で美しいところを見つけたのでご報告です。

博多駅から歩いて10分ほどの「承天寺」は、京都の東福寺も開いた聖一国師(弁円)により、1242年に創建された臨済宗東福寺派のお寺です。
かつてまちに疫病が流行した時、聖一国師自ら施餓鬼棚(せがきだな:密教の祭壇)へ乗って人々に担がせ、水を撒きながら祈祷してまわったと言われ、これが夏の博多の風物詩「祇園山笠」の原型となったそう。

知らんかった。

石碑があるとは

ついでにした新たな発見といえば、ここは皆大好きうどん・そばの発祥の地なのだと!
なんでも宋での修行から帰国した聖一国師が、水魔と呼ばれる水車を使った製粉技術を持ち帰ったことに加え、また同寺の開山に寄与した南宋の貿易商人・謝国明が大晦日、貧民にふるまった蕎麦が年越し蕎麦の起源となったことが由来とか。

食こそ文化

さらにさらに聖一国師は托鉢中のもてなしのお礼として、茶屋の店主・栗波吉右衛門に酒饅頭の作り方を伝授、「御饅頭所」の看板を与えられた吉右衛門はその後「虎屋」の屋号で酒饅頭を売り出したそうな。
(直接的な関係は不明ながら、羊羹で知られるあの「とらや」にこの看板が保管されているとのこと)

って、どんだけマルチに活躍しているんだ聖一国師ィ!!!

蕎麦もうどんもおまんじゅうもなかったら、今の我が国の食文化がどれほど豊かさを欠いたか……想像するのも恐ろしいレベルの影響力ですよ。

弁円様、万歳☆

あと少し

てな敬意を表すべく、お寺の後に訪れましたは冷泉公園近くのうどん屋・あかちょこべさんです。
前日に宿泊したゲストハウス・B&C GAKUBUCHIのスタッフさん激オシのお店で、オーダーしたのは特にうまいと評判のキーマカレーうどん。

一般的なカレーうどんと思うなかれ、まさか、うどんに!

キーマカレーが!

わーお

どーーーーん。

まんまやんけ。

でもね、これこそ案外珍しくないですか? 普通は出汁で溶かれたものがスープ状になってるじゃない。

ほんでお店がお勧めする味わい方には3段階あって、
①そのまま →挽肉のジューシーさをスパイスが引き立てる!
②海老&黒コショウ入り天かすをオン →サクサク食感と香ばしさ、ピリッと感ががプラスされる!
③蕎麦ちょこに入った出汁をぶっかけ →カツオ出汁のまろやかさでホッとする味わいに!

まるでひつまぶしみたいやなぁ、でも出汁がない状態の方が好みかもしれんわ、なんて思いつつも最後の一滴までズズズと美味しく完食。
ちなみにこちらは、うどんを茹でたヤカンごとそのまま提供される「ずぼらうどん」も名物だそうで、また訪れたくなるお店でございました。

こらこらこらぼ

しかし、よく考えてもみてください、カレーうどんって何なのそもそも。
カレーをうどんにぶっかけるなんて、インド人もビックリじゃないですか。
しかも猛烈に美味い、美味すぎる天才的発明。

なお「カレーうどんの元祖」と呼ばれる店は複数あって、正確な起源は定かではないけれど、どうやら明治時代後期に生まれたもよう。

改めて思います、地域を超えた食のコラボレーションっちゅうのは時に奇跡を生むもんだ、と。

これは気になる


で、新たな食のコラボが誕生しそうな予感がするイベントが来月11日、四万十町は家地川小学校(休校中)で開催されるとのこと。

かつて「ホテル西洋銀座」の総料理長を務めた、我が町出身の広田昭二シェフが四万十自慢の食材を使ってオリジナルメニューを開発、それがなんと1000円で味わえちゃいます。

地方でグルメ関連のお祭りというとお米を収穫する秋に多くなりますが、四万十町では真冬もイベントをやると【げな】!

限定50食……

行くっきゃねえ(血走る眼)。

てんで本日は福岡ことば【~げな】は【~だって】という意味でつかわれる博多弁です。
 例)あそこの旦那さんは、毎晩遅くまで飲み歩きよる【げな】。 奥さんが気の毒ばい。

じゃ。

2018年1月30日火曜日

【がね】がねえ

*本日、生きた証*
 AM:ちゃーじー
 PM:もろもろの事務作業

発見するの

あれ、まぁ、どうもたっちーです。

きらきらしてますか、ティーンエイジャー。
都会に住んでいると、中高生ぐらいのカップルなんてそこかしこに溢れているため、個別認識をすることは滅多にありません。
しかし地方へ行けば若い人、いや外を徒歩や自転車で移動している人自体が少ないこともあってか、制服姿の男女が並んでいたりするとつい目が行ってしまいます。
彼が自転車を押して、横を彼女が並んでいる光景とか、ああ~えいえい~と思うおばちゃんdeath!

きらきらといえば。

先週末に2泊3日で訪れた冬の山陰ツアー、2日目の午前中に名湯で知られる島根・玉造温泉を散策すると、街のあちこちで「キラキラ感」が演出されているのが非常に特徴的でした。

ふぉとじぇにっくやと

例えば、温泉街の中心を宍道湖へと流れる玉湯川には「きらきら橋」とやらがかかり、その欄干には漆喰でできた小さな家のオブジェが並んでいて、夜には灯りが点るそうな。
”神様のおうち”だそうで、なんかもうあれよ、女子がすきそうなやつですよ。

ゲレンデがとけるほど

で、「撮影必至のポイント☆」などの看板も多数あり、どこもかしこもインスタを愛用してそうな女子を意識した仕掛けがいっぱいなのです。

そもそも、「温泉総選挙2016」なるもので環境大臣賞を受賞するなど「美肌の湯」として名高いこと、縁結び神社の総本家(?)である出雲大社からほど近いことなど、女性にウケないわけがない要素が満載の場所なのですね。

他人事のごとく

まぁ私と友人はそんなことはつゆ知らず、鳥取・島根において”温泉”と”たらふくのカニ”の二大条件をクリアする宿のうち、「なんか名前聞いたことがある」だけが決め手になって選んでいますから……現地に行ってみてそのことに気付くわけですよ。

鯉しちゃう?

例えば玉湯川の中でも鯉が集まるポイントにある「湯閼伽の井戸」は、かつて対岸にある湯薬師堂に備えるお湯を汲み上げていたそうなのですが、通称は「恋来井戸」だったりします。

投げ入れれば鯉(恋)が現れ、鯉(恋)が近づくとして、100円でエサが売られていたりして。

ベタや、いくらなんでもベタすぎるわ!

と思うのですけんど、

ここまで徹底

箱を開けてみればエサの袋も可愛らしい凝ったデザインになっていて、結構ちゃんとしているのですな。

まぁ我々は買わなかったけどね! 言わずもがな!

こちらの事情はさておき、「移住女子」なり「農業女子」なり、地方に関わるもろもろの施策のカギのひとつは間違いなく”女性”だといえるでしょう。

こちらもやるよ

観光はその最もたるものであって、行動力も消費意欲も高い女の人が、見たいスポット・欲しいものがあるところにその友達、彼氏や旦那や子どもたちがひっついてくるのですからねぇ、そりゃあターゲットになるわけです。

自分たちが泊まった宿の川向いにあった「玉造アートボックス」も、築50年の旅館をリノベーションした複合施設なのですが、地元の食材を使ったお菓子や化粧品、ハンドメイドの雑貨やアクセサリーの販売に、和をモチーフにしたカフェや着物のレンタルなどなど。

現代的なり

明らかに女の子が好きそうなものが、ギュッと詰まったところなのです。

出雲名物(で良いのか?)として知られる勾玉も、オサレなアクセサリーはじめ、お菓子やキャンドルにアレンジされたものが並べられているのを見ると、”伝統”や”歴史”とも”女子”は相性が良いのではないかしらん。

ほんで、彼女たちに関わるニッポンの伝統的なイベントといいますと、やはり雛祭りは外せませんな(自分はろくに祝ったことないですが)。

愛媛・高知の四万十川流域市町村でも毎年、「四万十街道ひなまつり」と題して数々のイベントが開催されています。

女のコのまつり

個人的に注目しているのは、四万十町は志和地区で行われる「志あ和せマーケットとハンドメイド教室」。
特製の海老汁、お祭りでは定番のお寿司やおもちに加え、苔玉や手芸品といった手作り品の販売、さらに料理や押し花、多肉植物の寄せ植えなどのワークショップが開かれるそうです。

むろん、男性も大歓迎(特に料理教室には「男の!」とついているし)のイベントですが、これは女子は必見ですな。

島根で黙々と食べ続けた【がに】の臭いが未だに指からプンプンしている、女子の片隅にも置けないワタクシでも気になってますから。

てんで、本日の高知ことば【がに】は【かに】という意味でつかわれる幡多弁です。
 例)【がに】がようけ捕れたけん、今晩飲みに来いや。

ほんじゃーに!

2018年1月28日日曜日

【えとしげな】子

*本日、生きた証*
 日中:妖怪世界体験
  夜:笠岡お友達ナイト

王道をGO

Doomo、たっちぃです。

どこにでもありますか、スターバックス。
コーヒーは好んで飲む、むろん美味しいに越したことはないけれど、かといってその空間のおしゃれさとかカスタマイズの自由さなんかにこだわりはありません。
特に外でカフェに入る時は電源とかWi-fiがあるか、の方がお店の選択基準になったりするぐらい。
なので信者ではないのですが、スタバの店員さんって何かと小洒落たことをするイメージがあります(もちろん良いでよ)。

例えば。

粋だね

終日、雪が降ったり止んだりですっきりしない空の下、出雲店の前にシンプルな雪だるまが鎮座していました。

遠くから見ると、ここらの子どもの作品かと思いきや、近づくと頭はスタバの試飲カップ、目がコーヒー豆だったりしてね。
あらやだ粋なことするぅ。

しかし、何も出雲に来てまで全国チェーンのコーヒーを飲まんでもよろしい、どうせなら何かご当地っぽいものを……とそば処・田中屋さんへ。

蕎麦の実を甘皮ごと挽いているため色が濃いめであるという出雲そば、特徴的なのはまず「割子そば」です。

豪華

「割子」とは小さい丸い器のことで、小分けにしてそれぞれ違うトッピングで楽しむ冷たいものだそう。
こちらでは玉子、とろろ、大根おろしの3種、友人曰く「ちょっとずつ色々な味が楽しめるし、しそうだよねインスタ映え(笑)」。
最後に(笑)がつき、しかも写真をSNSに投稿しないあたり、さすが我が友ですな。 ふはは。

ほんで私が注文したのは、もう一つ特徴的である温かい「釜揚げそば」。

月見にしてみた

こちらは、茹でた蕎麦を茹で汁ごと器にぶっこんであり、そこにツユをドバッとかけていただきます。

すわ、まろやか。

蕎麦湯ならではのとろみとほのかな甘みに、あごだしベースの醤油のツユのハーモニーが絶妙ですやん。

麺はややコシが弱めかな?

参ろうず

さてお腹を温かく張らしてお店を出ると、先ほどよりも雪が強くなっていて、こんな中わざわざお参りするなんて実はうちら偉いんじゃない? と押し付けがましく向かいましたは出雲大社

どうもどうも

何年か前、夏場に一人旅で訪れた時にはそこそこヒトケがあったような、そうでもないような曖昧な記憶がありますが、この日はあわや吹雪ですから参拝客もまばらでした。

神社仏閣はせっかく行くなら落ち着きたい、あわよくば荘厳な空気を感じたい、なんて御都合主義の人間にはかえってピッタリ……
だったに違いないけれど、一方で寒いので長居をする気にもなれんのよねぇ。

ゆーめーなやーつ

てことで、要所だけサクッと参って退散しました。

長さ約6.5m、胴囲約4m、重さ約1tもあるという、かの有名な注連縄を前にしても「ゆく年くる年でよく見る景色だよねえ」でまとめて通り過ぎるところが、我々の友情の証です(何のこっちゃ)。

すいませんでした

祀られている大国主大神は目に見えぬあらゆることを司り、男女関係はもちろん家族や友人、仕事などの「縁」を結ぶ神様だそう。
全国各地の美しいお嬢さん方(姫神様)とも結ばれちゃった、恋、というか気の多いお方だったようです。

今のご時世だと文春砲されかねないお方じゃないか。

なんてお参りをしながらも、腹では失礼なことを考えていたのが見抜かれていたのかしらん?

喧嘩売ってる?

だって記念にひいたおみくじの冒頭、「信仰なき人は、手綱なき馬なり」なんて書かれているんですもの。

あっはっはぁ。

そりゃ自他共に認めるじゃじゃ馬だし、さらに特定の宗教を信仰してこなかった身ではあるけれども!
少なくとも悪天候の中、わざわざ参詣に来た人に「信心が足りねえんだよバーカバーカ(意訳)」なんて酷くない? Sなの?

まあ、願望とか旅行とか「判断」の面では悪くないところもあったけどさぁ〜と即座に括りつけてお大社さんを後に。
ちなみにその翌日、"失物 見つからず"が的中するハプニングがあったので、なんかもう、すいませんでした。

さて寄り道をしつつ玉造温泉郷へと移動、お宿は白石家さんにお邪魔しました。

毎晩…

旅行の予約サイトで華々しい受賞歴があるのも納得の、温泉や蟹の料理をはじめ素晴らしい設備とサービスで大満足のお宿でしたが、気になりつつも観れずに残念だったのは「縁結びライブショー」です。

津軽三味線はともかく、安来節・どじょう掬いなどは正直それほど興味はないのだけれど、やはりポイントは「当館スタッフにより毎晩開催!」じゃないですかどうですか。

ちゅうか専属の芸者さんなん?
いやいや、昼間は接客もしてる本当の意味でのスタッフさんがやるん?

てな具合に何事もうがった見方をして、妙なところにばかり興味津々、エンターテインメントを純粋に楽しめない【えとしげな】 やつなのかなぁ、我ながら。

てんで本日の島根ことば【えとしげな】は、【かわいそうな】という意味で使われる島根弁です。
 例)何? 買ったもの、どこかにそっくりそのまま忘れた? 【えとしげな】ねぇ。

ほんじゃに。

2018年1月27日土曜日

【がね】が

*本日、生きた証*
 AM:玉造温泉散策 
 PM:松江探検隊
   夜:馬鹿

またかよ 

どーぉも、たっちです。

溺愛ですか、猫。
昔から動物全般が大好きで、将来は獣医になりたいと長らく思っていたにも関わらず、高校の数学が悲惨すぎて諦めました。
それに加え生まれてこのかた社宅やマンション暮らし、犬猫を飼えぬ状況が続き、とにかくモフモフしたものと暮らしたい! とこっそりウサギを家族に迎え入れたことも。
未だに、野良猫を見かけると人目を気にせず話しかけています。

猫といえば。

全国津々浦々ご当地キャラが多数おりますが、彦根城の「ひこにゃん」に続いて知名度を上げつつある猫、それは?

にゃー

島根の黄色いにゃんこ、「しまねっこ」ですな。

年齢も性別も不詳、出身地は「島根県のどこか」という極めてざっとした設定ながら、とにかく明るいことをウリにしているようです。
で、この子は平面だと可愛らしいのに、ぬいぐるみなどの立体になるとものすごく不細工になるのがまた、ヌルいのです。

あれ、ゆるキャラあらためヌルキャラ?
てことで。
くもがでる

最近、馬鹿みたいに県外に出まくっていますが、今回の脱藩先は島根県。
日本中の八百万 の神々が留守にしてしまい"神無月"となる旧暦10月、彼らが集合する場所として唯一"神在月"と呼ばれる出雲の国であります。

何のためって?

ごっかん

仕事でも法事でも結婚式でも何でもなく、もう単純に観光のためであります。
確かに、島根・鳥取は関西圏を中心に田舎暮らしスポットとして近年人気が高まっていて、移住定住促進の勉強になるといえばそうかもしれないのですが。

いやぁ阿呆以外の何者でもありません、歴史的な列島大寒波の最中かつ、年末年始に飲み会続きで財政状況も逼迫しているこの時期に。

ざくざく

とことん雪にまみれながら、

※こちらはサンプルです

本場もんの蟹を食べたい! だなんて……。

我がエンゲル係数は偏差値を遥かに上回るはずである。

しかし食欲とは、人間の基本的、いや最大の欲求かと。

でけでん

蟹ちゃんの懐石つき温泉旅館〜なんて身の程知らずとはまさにこのことです。

悩殺

現地では、ベッタベタに出雲大社を訪れるも、参拝方法が間違っていて警備のおんちゃんいツッコまれてやり直すとか、途中で買ったはずのお土産をまるっと何処かに置き忘れるとか、毎度お馴染みのめくるめくやらかしオンパレードでした。

しかも、つるんでいる小学5年生以来の友人も中々トボけてたりするわけで、一般的に見たらきっと相当な珍道中。

でも、いささか内輪ネタにすぎるってんで、

ぷりっぷり

最近こればっかり! の食テロです。

お刺身の蟹ちゃん、ヨコさん、サワラ様。

寄せて鍋もしてしまう。

いやん

蟹ちゃんからまた、ええ具合に出汁がでてるやーつ。

黙るな

蟹を食すとき、人はしゃべらんなるというのは都市伝説ではないのですね。

でけでん

時間を忘れてベシャり続ける間柄でも、しばし無言になりました。

メインの茹で蟹ちゃんは一人一杯……。

不器用の極みゆえ、ご丁寧にテーブルに置かれた「蟹バサミの使い方」のパンフ通りにやっているつもりなのに、ぱきっと折ったところに身が全く付いて来ず。
結局全て切れ目からホジホジ、蟹酢につけていただきます。

うへえ。

うめえ。

つうか身はもちろんだけどこの味噌、何なん。

釜飯の上に載ってる身もホクホクすぎて何なん。

てな感じで、さすがにもう腹一平ちゃんだぜ、温泉で暖まった体に酒も回ってきたしそろそろデザート? と思ったところに。

まだある

思い出したかのように天婦羅、茶碗蒸しが追っかけてきました。

んぐぐぐ。

美味いのは間違いない。 にしても腹が張りすぎた。

食べっぷりに定評のある自分ですら全てを片付けられなかった、こと以上に身をホジくる過程で殻や身をあちこちに弾き飛ばし、お皿を下げてもらった後の卓上の悲惨さがもう……ただただ【はちかし】。

てんで本日は島根ことば、【はちかし】は【はずかしい】という意味で使われる島根弁です。
 例)あー【はちかし】! ずっとチャックあいとったんか!

ほんじゃ。に。

2018年1月26日金曜日

【真んのけたになって】

*本日、生きた証*
 早朝:脱藩
 日中:神様のくにへ
  夜:クラブ倶楽部

一部のみ

度も、たっちーです。

タスキに長いですか、帯。
何をするにも中途半端、なんて意味で使われることわざですが、自分の人生を表している……ようにも思うこの頃。
数学とかマラソンとか極端に嫌いなものでない限り、大抵のことに興味を持ってチャレンジできるのだけど、どれもずぶずぶっとハマり続けたり忍耐することが滅多にないからです。
細く長く、何かを続けられれば良いのですけれどねえ。

長いといえば。

我が家は父母いずれの家系も伝統的な日本人体型、すなわち胴長短足の遺伝子を脈々と受け継いでいるのですが、次兄と私だけは腕の長さのみ人並み以上だったりして。

おっ

ゆえに大抵の服が「着丈はぼっちり・袖だけつんつるてん」になるのだけれど、この度ゲットしたセーターは珍しく手の甲まで隠れます。

それもそのはず、とにかくこんな腕でも余るくらいにしてや! とオーダーしたからです。
もちろん、この私がオートクチュールで服なんて買うわけもなく、

帽子もいっしょ

毎度お馴染みMyマザーによるお手製です。

これまでに何着も編んでくれているだけあって、改めて寸法を計らずともオーダー通りに作れるだけでも我が母ながらさすが、ですがそれ以上に頼んでから約2週間でできてしまったのが……。

なぜ、こういうところは受け継げなかったのかしらん。
お尻のデカさなんて似なくてよかったのに(努力しない言い訳)。

伝承とは

受け継ぐといえば。

我が四万十町の地域おこし協力隊のミッションは、担当地域の住民と連携して活性化に取り組む"地域づくり"や"公設塾の運営"など、いくつかのジャンルに分かれています。
そのひとつ"伝統技能・文化の継承"には、例えば「土佐打刃物の鍛冶屋」として、十和地域で唯一現役で活躍しておられる職人さんの見習いなんてのがあります。

NHKで密着ドキュメンタリーが全国放映されるなど既に知名度が高い先輩ですが、同じく十和で職人さんの見習いとなっている2年目の隊員もいたりして。

いいにほい

その生業とは、炭焼。
生産技術はもちろん、流通などにも精通して四万十の木炭の価値向上や産業振興を務めることを目指すものです。

とか、さも知ったように紹介しましたが、彼の仕事場を見たのは実は昨日が初めて。

窪川側から見て道の駅・四万十とおわよりも更に先、西土佐を目前にしたところで国道から脇に入る道の先に、想像していたよりもずっと小さな炭焼小屋がありました。

これが炭になる

手前にはまだ炭に化ける前、山から切り出されたばかりの原木がゴロゴロあって、その奥に石を積んで固められた釜が。
「うちの先輩が炭焼職人の見習いで……」なんて当たり前のように話してきましたが、炭焼に関する知識ゼロの自分は鉄の扉のついた近代的なマシンを考えていたので、正直ちょっとびっくりしました。

そりゃそうですよねぇ、工業化・大量生産されているのなら、その継承のためにわざわざ協力隊なんてつけなくて良いもの。

お邪魔しまうす

さて初めてこちらを訪れたきっかけは、高知ふるさと応援隊*を対象とした県の研修の一環、「現場訪問ツアー」であります。
*高知において、地域おこし協力隊や集落支援員など、地域活性化のブースターとなることが期待される役割の人の総称。

普段はそれぞれの担当地域内で活動している人たちが、たまには他の自治体で頑張る仲間のもとを訪れて、新たな刺激を受けたり視野を広げようっていう試みですな。

たくさんきたよ

現場訪問シリーズ第三弾として四万十町が選ばれ、ちょっとアンタそれっぽいことやってや! と何故か依頼を受けたもんで、恐れ多くもコーディネーターとしてツアーを組ませていただきました。

我が町の協力隊がどのようなミッションをこなしている/こなしてきたかはもちろん、卒業後の定住や生業づくりに向け、公私において具体的にどんなことをしてきたか……等々を赤裸々に公開しちゃおうぜ!

てことで窪川の古民家カフェ・半平にはじまり、十和へ往復するバスの車内と併せてQA形式でセッションを開催、我が町からは4名の現役隊員、町内で就職した2名のOBに協力していただきました。

ぎゅうぎゅう

残念ながら道の駅が冬季休業でしたが(それも前日に知るというぬかりっぷり)、十和ではおかみさん市の直販所「十和の台所」も見学、参加者の方々は地域ならではの農産物やアイデア商品を興味深そうに手にとっておられました。

移動時間の長さ含め、反省点も多々ある内容・進行でしたが、協力者含めた皆さんにひとつでも何か得るものがあったらなぁなんて。

なんて。

はぁ。。。

バスでのセッション然り何から何まで手探りの企画、無意識のうちに結構気をはっていたのか、終わってみたら疲労感がドッと押し寄せ、夜はお風呂もそこそこに【真んのけたになり】たくなりました。

てんで、本日の高知ことば【真んのけたになる】は【仰向けになる】という意味で使われる幡多弁です。
 例)帰るなり【真んのけたになって】だらしいないねえ、着替えくらいしたら。

ほんじゃあに。

2018年1月25日木曜日

【土佐茶】でまったり

*本日、生きた証*
 AM:北ノ川小学校で絵本の読み語りボランティア
 PM:高知ふるさと応援隊研修・コーディネート
   夜:NABEぱーちー

OH!

どーなんですか、たっちーですけども。

こんがりですか、肌。
のっけから季節にまったくそぐわぬ内容で恐縮ですが、高知に来てからというもの格段に焼け、しかも色が抜けません。
ただでさえ地黒なので小麦色どころかタドンに近い、そう言いながらも美白うんぬんのお手入れをマメにするわけでないので文句もつけられない。
今度の夏を越した時点で、あまりにひどかったら南の島へ移住してモテてやろう。

焼くといえば。

くどいようですが、この時期に焼きたくなる、皆大好きな黄色いのん。 
それは?

およよ

お芋さんですねぇ。
もはや「お芋様」とか「お芋殿下」ぐらいの最高の敬意を表したいぐらい心から愛しています。

焼かれたお芋大先生が甘くなるのは、でんぷん糖化酵素(β-アミラーゼ)がさつまいものでんぷんを分解し麦芽糖(マルトース)を作るからだそうです。
で、さつまいものでんぷんの糊化温度と糖化酵素が活発に働く温度を鑑み、65℃~70℃くらいの低温で30分程かけゆっくり調理すると、その甘さが最も引き出されるとか。


うははははー

急に何を言い出すやって、いや、単にいただきものを自慢したかっただけです。

先日出張から帰ると不在連絡票あり、茨城に住む親戚からの小包とのことで受け取ると、全く「小」でない荷物がドーンと届きまして。

何じゃらほいと包みを開くと、それはもう、飛び跳ねて喜ぶやーつ!

芋ケンピしかり東山しかり、高知県も様々なお芋加工品が名物となっていますが、常温保存・レンジでチンできる焼き芋シリーズは初めてです。
当初協力隊に応募しようと思っていた鹿児島もサツマイモの聖地(?)だといえるし、縁があるのかしらん芋?

なんにせよ、しばらくお手紙をしていなかった大叔父からの気づかいが嬉しく、急いでお礼状を送りましたとさ。

やったった

嬉しいといえば月曜日の高知新聞にて、13・14日に開催した奥四万十どうでしょう(5市町連携の協力隊応募希望者向けツアー)を取り上げていただきました。

よっしゃ

一泊二日で梼原・津野・須崎・中土佐・四万十町をまわりながら、現地の地域おこし協力隊らと交流し、着任後の暮らしや仕事のイメージを具体化してもらうことを目的に今年初めて実施したもの。

こうした移住体験ツアーを「奥四万十」という括りで行った背景には、関東や関西の人の多くは高知の各自治体の特徴や魅力の違いを把握していない、すなわち良し悪しを考える前に「そもそも知らない」という現状がありました。
よほどの”四国通”だったら別かもしれませんが、私だってこちらに来る前、この5市町ならば「中”土佐”」と”四万十”以外の地名には一切ピンときませんでしたから。

それでもここらには、”最後の清流”として全国的な知名度抜群の”四万十”がある、せっかくならこのキーワードにひっかかった人たちが周辺地域の魅力に気づけるような仕掛けを作りたいと考えたのですね。
結果、思惑通り「これまで四万十町にしか興味がなかったけれど、新たな地域の良さを体感できた」というコメントを複数いただき、満足度も上々だったので恐らく来年度も開催する……はずです。

最近よく来る

ほんでツアーの夜は、各市町の協力隊や自治体職員、先輩移住者にご参加いただいての懇親会を開催。
その参加者のおひとりに、津野町の名産「津野山茶」をはじめとした、土佐茶のPRに励む日本茶インストラクターの移住者さんがおられました。

これまでにも奥四万十連携の取り組みで何度かお会いしてはいるものの、きちんとお話をうかがう余裕がなかったのですが、窪川の古民家カフェ・半平に遊びに来られるとのことで昨日ご一緒させていただきました。

あっと・かっふぇー

なぜ半平かといえば、普段は高知市内でお店を営んでおられる土佐茶カフェさんの出張茶席が開催されたためです。
お店の定休である水曜日限定で、古民家を貸し切っての茶席を行っているそうで、今回のメニューはは3種類から選べるデザートと四万十の煎茶のセット。

こんな時期です

焼餅ぜんざい、四万十栗のワッフル、と散々悩んだ末、酸味が欲しくなっていちごとラスクのパフェをチョイス。

お茶は十和・広井茶生産組合さんの”特上煎茶”で、特徴は甘味と旨味のなかにすっきりとした渋みが特徴とのことで、インストラクターさん直々に美味しい入れ方を教わります。

まずはおちょこより少々大きい、可愛らしい湯呑に並々とお湯を注いだら、広口の器に移し替えます。
80℃ぐらいに冷ましたら、茶葉を入れた急須に注ぎ、蒸らすこと約1分。

Oh作法

こうして一杯ずつ入れた方が、渋みが強くなってしまうことなく最後まで美味しくいただけるってんでね。

うひょ。

うめ。。。

というか、茶葉の量とか温度とか時間とか一切気にせず、適当に詰めたバッグをしゅーしゅー沸いたポットにぶち入れていた自分を恥じますわ。
可愛らしい茶器を丁寧に扱う、てのもなんだか心が落ち着くし。

きちんと淹れるって大事なのね……。

しみじみ感じつつ、インストラクターさんからお茶にまつわる沢山のフムフム、またいかなる思いをもって彼女が【土佐茶】のPRに努めておられるかのお話をうかがうことができ、心も舌も大満足の午後となりました。

てんで本日は高知ことば、ならぬ高知文化【土佐茶】は県内で生産される日本茶の総称です。日照時間が短く、昼夜の寒暖の差が大きく、そして水のきれいな高知の山間で育つ茶葉の品質はピカイチ、その大多数は静岡茶などの高級茶にブレンドされているそうです。
が、近年は「土佐茶」として独立したブランド化を図られ注目度爆上げ中ですから、私もちょっと開拓してみようかしらん。

ほんじゃーに。

2018年1月24日水曜日

【のせん】わあ

*本日、生きた証*
 AM:研修じゅんび
 PM:半平で取材
   夜:また?

こら・ぼれいしょん

もぞもぞと、たっちーです。

フィーチャリングしてるんですか、誰が。
中高生の頃もJ-POPの流行に敏感なタイプではありませんでしたから、音楽番組をつけた時、よく知らぬアーティスト同士がコラボしていても「元々こういうグループかね」と思っていました。
さも「豪華ゲスト迎えました! ドヤ!」かのように「A feat. B」とか「A with B」なんて言われても、どっちも知らねえやってんで。
そろそろ、曲名かグループ名かも分からない的な。 おばあちゃん?

コラボといえば。

最近、中国・四国や東北といった地域の枠組みのみならず、「岡山県×長野県」のように距離的に離れた自治体が連携して、移住相談会のようなイベントを行っていたりします。
参加こそしたことがないものの、ある意味で利害関係のない者同士が力を合わせる面白い取り組みだなぁと思っていたのですが、今やアンテナショップでもコラボがあるのですね。

ほほー

先週末の出張の際、最寄り駅から宿泊先へ向かう道すがら見つけたのは、岡山県と鳥取県のアンテナショップ「とっとり おかやま 新橋館」。

両県は確かに南北で隣接しているけれど、少なくとも私の頭の中では「鳥取=島根とセット」というイメージだったのでちょっと意外でした。
で、高知へ移住前は単なる食い意地のため、協力隊になってからは偵察(?)のため、アンテナショップを見かけたら必ず中に入るワタクシは迷わずINしてみる。

ぬおおお。

にぎわっておる。

さすが岡山

土曜の夕方、人が集まりやすい時間ではあるものの、にしたってお客さんの出入りは盛んだし、ジビエ加工品を販売するフェアの担当者さんはじめお店の方も元気があり、大変にぎやか。
店内も明るく、岡山名産のデニムを中心としたアパレルコーナーもあってオシャレなつくりです。

販売スペースは県ごとにくっきり分かれているのではなく、お菓子はお菓子、レトルトはレトルトでまとまった中で、こっちの棚は「鳥取」、こっちの棚は「岡山」……となっています。
これだと、お店に入った当初はどちらかに一方にしか興味のなかったお客さんでも、自然と両方をチェックする形になりますねえ。 素晴らしい。

idea × design

独創性あふれるご当地商品開発の最前線をチェックするのも楽しいですな。

中身は渋い、けれどデザインはファンシー、これは女子が買っちゃいそうだわ~というものは鳥取の「そのままたべる きのこ」です。
セロファンの窓の上部の紙を立ち上げると取っ手になり、箱がカゴになるのも可愛らしい。

へー! 鳥取

やなぎまつたけ、まいたけ、エリンギ、はたけしめじ、しいたけ、アラギキクラゲ……
様々な種類のきのこがサクサク食感になっていて、おやつやおつまみとしてはもちろん、お料理のトッピングにしても美味とか。

製法にもこだわりがあって、減圧下で低温加工することで食感が良いだけでなく、色の鮮やかさや素材本来の風味や栄養素を保ち、また油も少ないからヘルシー。
やるねえ。

なあるほど!

ほんで、店内の至るところにあるこのマーク「ももてなし」がまた、キュートで印象的なのです。

岡山といえば桃、鳥取といえば梨、その両者がお客さんをおもてなしってことね!

地方創生もアイデアとデザインの時代でございますよ(こなみかん)。

つくっています

さて、他人様のお仕事に関心してばかりいても仕方がない、ワタクシも地域おこし協力隊の端くれとしてちっとは手を動かさなければなりません。

さんさん

てんで昨日訪れたのは、四万十町は窪川の四国遍路第37番札所・岩本寺であります。

お日様が頑張ってくれて明るさこそあるけれど、ぴゅうぴゅうと冷たい風が通り抜けて凍みるわぁ、と震える昼前。

何しにって?

わが町の移住・定住情報ポータルサイト「しあわせしまんとせいかつ」にて公開中の、移住者紹介動画第二弾の撮影のためであります。

せいさくちう

今回、「ふたり」編としてご出演願ったのは、岩本寺門前にお店を構える和菓子店・松鶴堂の三代目とその奥様。
こちらでの結婚式を来月に控えたUターンの新婚夫婦ってことで、これ以上ないタイムリーなお二人であります。

多忙のお二人には仕事中、ちょいと手をとめて時間を作っていただいたのですが、ちょっと若旦那……一枚何か羽織ってくださいよ……と言いたくなる超薄着でした。

曰くゴワゴワすると動きにくい、以上に「スタイリッシュじゃないから」だそうですが、あたしゃこんな寒空の下、そんな恰好じゃ絶対【のせん】わぁ!

とツッコミつつ撮影させていただきましたとさ。

てんで、本日の高知ことば【のせん】は【耐えられない】【たまらない】という意味でつかわれる幡多弁です。
 例)ずうっと我慢しちょったけんど、もう【のせん】。 手を引くけん、あとは頼むわ。