2017年10月29日日曜日

【いっち】えい29

*本日、生きた証*
 終日:冬眠

げろげーろ

どもども、たっちーです。

替わってますか、衣。
極端な寒がり、かつファッションに対する興味の薄い人間にとって、近年の日本の気候は「春服」と「秋服」という概念の消失を意味します。
ちょっとでもひやいと感じようものなら迷わずヒートテックを着用ですから、夏服と冬服だけで事足りてしまう。
にしても急に寒くなり、セーター類のクリーニングが間に合っておらず危機的状況です。

寒くなったといえば。

人間の場合、天気予報を見れば数日先の気温の変化はある程度予測できますし、防寒グッズや暖房器具で抵抗ができますね。

げろげーろ

しかし、寒い時期には生命活動を限りなくOFFにしている、この手の生き物にとっては極めて重大な問題。
昨晩、西土佐から十和へ戻る国道のど真ん中で、感慨深げに空を仰いでおられました。

西土佐といえば。

なぜ、隣町、といっても我が家の位置する窪川からだと、車で1時間以上かかるところまで行っていたのか。

ひゃっほーい

ずばり、旨い肉を食らうためである。

「大層素晴らしい、牛肉があるらしい」との噂を聞きつけ、念願叶って訪れたは、自社牧場の四万十牛を焼肉で提供している「焼肉よこやま」さん。

ついたどー

かねてから評判を耳にしていて、道中は皆「肉、肉、早く肉」と同じことばを繰り返す、極めて空腹度の高い状態で向かいます。

うほぉ

店内に足を踏み入れると、お肉の塊が恭しく納められたショーケースがどーん。

これは期待が高まるぅぅ。

ひたすら自慢

最初にいただいたのは冒頭のハラミ、程よい脂身と歯ごたえが特徴の横隔膜。

店主おすすめ、わさび醤油でいただきます。

じゅわー

すわああ。

ほどける、舌のうえでほどけるよお。

一品目、一切れ目からここまでの幸福感を味わえる焼肉体験って……。

なんでもこの四万十牛、"幻の未経産黒毛和牛"といわれ年間70頭ほどしか生産されないんだそうで。 

美しいのひとこと

天然水と地元産の稲わらを食べ、四万十川中流域の豊かな自然の中でのびのびと育った牛ちゃん。

赤身にも関わらず、サシがえぐいことになっていますが、脂身はさっぱりとしています。

野菜ずきにはたまらん

サニーレタスと特製の味噌で包んでいただくのも、また乙。

肉の部分が旨いということは、ホルモンも然りです。

酒が進むYO

プリプリのホルモン、サクサクの上ミノ……至福。
赤センマイ、なんていう希少部位もいただけます。

べっぴんさん

なんなら、牛以外もまた、質の高いこと。

普段、鶏肉はジューシーなモモが好きで、パサパサした印象のあるササミをわざわざ焼肉屋で食べることはまずありませんが……ごめんなさい、なめてました。
こんなに綺麗で、また口の中でも綺麗にほぐれていく子がいるとは知らなんだ。

最後まで自慢

このように、ひとつひとつの満足感はかつてなく高いにも関わらず、どれもしつこくないのに際限なく食べられてしまうという恐ろしいお店です。

しかし、さすがにこれだけモリモリ食べていると、さすがに胃袋の空きにも限度が見えてきます。

〆はどうする? どうする? と全員で頭を悩ませた結果。

きらりーん

王道、サーロイン様をコール。

えええ、こんだけ食べた後にサーロインなんて、さすがにむつこいでしょう。

確かに、かつてなくサシがえらいことになっていますからね……

じゅわー

しかし。

驚くべきことに。

サッと炙って口に入れると、噛みしめるまでもなく舌の上でトロけるその脂は……。

ええい、まだ行ったことのない貴方のために、皆まで言うまい。

ごっつぁんです

どれだけ言葉を尽くそうと(ウマイウマイだけで結局あまり説明できていませんが)、どれだけ写真を見せびらかそうと、この幸福感は実際に味わってみないと決して伝わりません。

とにかく、我が人生で【いっち】の焼肉体験であったことは間違いないかと……。
(だけれど、決してびっくりするような高級店ではない、というところもポイント高し)

てんで、本日の高知ことば【いっち】は【一番】【最も】という意味でつかわれる土佐弁です。
 例)小さいころから、同級生では【いっち】背が高かったんよねー。

ほんじゃーに。 げふふ。

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