2017年5月14日日曜日

【なごうなる】のはごめんだよ

*本日、生きた証*
 日中:大正駅前にぎわい拠点にて店番
  夜:げほげほ

なっとうくう

淹れてますか、緑茶。
「茶どころ」として思い浮かぶのは、静岡・鹿児島・三重、ついでに京都の宇治くらい……というのが恐らく一般的で、私も高知に来るまで「土佐茶」なるものがあることすら知りませんでした。
昼夜の寒暖差が大きい四万十川や仁淀川の流域の山間部は、茶葉の生産に適していて、大半が静岡などの高級茶のブレンド用にされるほどその品質には定評があるのだとか。
今はまさに茶摘みのシーズンを迎えており、本日は先輩協力隊員も緑の中に入ってきたそうな。

緑といえば。

先月、母の故郷・鹿児島での法事のため、大分〜宮崎〜鹿児島〜熊本の緑豊かな道を愛車(仮)でひた走っていたのですが。
九州も間違いなく「山」が多かった印象、それは間違いありません(南阿蘇で遭難しかけるほどですからね)。

にも関わらず、四国、いや高知に戻ると、その「山!!!!」感たるや九州の比ではなく圧倒的だったもので、これ如何にと思ったわけです。

どでーん

高知県は森林面積の割合がブッチ切りの日本一……なのは重々承知だけれど、もっとこう、この感覚をうまく言い表す表現がないかと考えていた最近、こちらで林業に携わっておられる方の一言に腹の底から納得しました。

「山がめちゃめちゃ近いんだよ」

それそれそれそれ! まさにそれです。
高さというより、とにかく近い、道や集落のすぐそばに山が迫っている。
(山と山の隙間に集落ができている……とも言えますが。)

にぎわい拠点に
差し入れいただきましたん

これでも、自分が住んでいる窪川は高南台地と呼ばれ、県内では貴重な平地なわけですが、それでもさほど山との距離は感じませんもの。
考えてみれば、西は大正、東は中土佐に行くのに普段何気なくトンネルを通っていますが、穴を掘らなければならなかったということはすなわち山だったからですしね。

高知へ移住する人には、良い波を求めるサーファーも多いけれど、こんな山深さに惹かれる人も多いのでしょう。

始まるよん

さて、新緑が美しい季節を迎え、新年度を迎えた子どもや親御さん、先生方も少しずつ落ち着いてきた頃でしょうか。

てんで、そろそろ始まるのは、大正は田野々小学校での絵本の読み語りボランティアであります。

めちゃめちゃきゃわいい

基本的に毎週火曜日の朝に行われますが、10名を超える登録メンバーが交代で入るため実際に読める本の数には限りがあります。
さらに与えられた時間は授業前のわずか10分間、そこで読み終えるようなものとなると、どれだけ子どもに勧めたい本を見つけても泣く泣く諦めることも少なくありません。

こうした毎度悩ましい作品選びのヒントを得ることを含め、読み聞かせ技術の向上や絵本そのものについての見識を深めるべく、四万十町立図書館では月に一度読み聞かせの勉強会が開催されています。

黎明期

昨日私も5月の会に参加、イギリスを中心とした絵本の起源・歴史について学んできたのですが、当初「読み聞かせ(子ども)のため」と参加したつもりが、気づけば自分が夢中になっているほど……
いやぁ、絵本って小さい頃から当たり前のように傍にあったけれど、現代のような形式になったのは19世紀半ばと、その歴史は案外短いのですねぇ。

と、ついでに借りた資料をふむふむと読み込んでいると、窓を開けたままうたた寝、目が覚めた頃は空気がひんやり。

おふとぅんで寝直すも、今朝はやっぱり風邪っぽく、これまた【なごなり】そうな嫌な予感が……

てんで、本日の高知ことば【なご(う)なる】は【病気になる】【寝込む】という意味の幡多弁です。
 例)こないだはまこと、だれたけん……ひいとい【なごうなっちょった】。

怪我に風邪、泣きっ面にBee。 早く寝よ。
ほんじゃーに。

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