2016年12月30日金曜日

【やしべ】られたって〜♪

こんばんは、たっちーです。

覚えていますか、中学時代。
中学校へ入学する際、現在の実家のある横浜へ引っ越したのですが、学校や買い物が敷地内で完結してしまうマンモス団地の空気が全く肌に合いませんでした。
子供の頃から転居の多かった人生史上、最も「住みたくない場所」であり、早く抜け出したいと考えていたところでもあります。
それゆえか、団地内の中学校に通っていた頃はまさに暗黒時代、それすら通り越してほとんど記憶がなくなっています。
まあ、中学校が楽しかった〜という人の方が少数派かもしれませんけれど。

ありがとう、あるこほる

今朝はとにかく6時に起床せねばならぬ日であります。
なんのためって?

まだ薄暗い

船釣り・2ndシーズンへの参戦のためであります。
記念すべき初回は、目覚まし時計に設定をガン無視されて大寝坊するという失態を犯したもので、まずは寝起きからチャレンジでした。
前回、「明日が早いから」と前日はアルコールを控え、普段の朝シャワーを夜に先取りして構えていたのですが惨敗、すなわちルーティンを崩してはだめだということで昨夜はきちんと(?)お酒を摂取いたしました。

船、乗るべ♪
(スイングガールズ風に)

あら、起きれたじゃない。 これからはアルコールは必須ね(違
と、たいそう冷え込んだ今朝、再びダルマのごとく完全防寒装備のうえ向かったは、窪川から峠を越えた興津の海であります。

フードかさばり杉内

鯛ラバで魚くん、エギでアオリイカくんを狙います。

すると早々に、2回エギでイカ様がヒット!!!

ふおおお、とリールを回しました。

ええ、回しましたよ。 けれどね、まんまとバラしましたよ、いずれも冷たい太平洋に忽然と姿を消してしまったのであります。

つ・ま・さ・き★

仕掛けの先に残ったは、悲しいかな足先のみ。 しくしくしく(いや、当のイカも泣きたかったろうけど)。

その後ヒット自体が全くない状態ながら、一方で師匠たちはどんどこ大物を引っ掛けていきます。
で、せめてこれを引き上げるところぐらい経験させてやろうというご配慮のもと、ものすごい勢いで引っ張られる 釣り糸を必死で巻き上げます。

とったどー(師匠が)

さも自分で釣ったかのように写真を撮っていただく厚かましさは、高知でも3つの指に入るとかなんとか。

でけえ

アオリイカ氏以外にも、クエのご親戚のイギス殿、鯛のご友人のコロダイ様が我々の船にご乗船くださいました。
どれもキロ越えのサイズなもので、力には自信のある私もひいひい言いながら引き上げます。

で、昼まで粘って竿を振り続けるものの、結局自分だけ丸坊主で終わったとさ。
しくしくしく。

けんど、新たな技術と習得したし、釣れなくてもとにかく楽しい経験もできたし、まあ良いとしませう。

例えば、小型船のハンドルを一緒に触らせていただいたし、竿を振りかぶってひゅいっと遠くへ投げる、しゃくり上げるといった作業も上手くなったねと言っていただきました。
ああ、すでに次回が楽しみで仕方ありません。

お願いしゃす!

さて、午後からは昨日同様、大正は須藤鮮魚店さんへ。
正月の仕出しをお手伝いしよう……と思って来たのですが、何せお仕事の早いママさん、すでにかなりのものが仕上がっています。

やきぶたああ

焼き豚にローストビーフ、牛肉巻きといったお肉系、黒豆や黄金イカ、栗きんとん、筑前煮といったおせちの定番料理がずらりと並ぶ店内は、お客さんが途切れることがありません。

これ大好き

ちなみに、私にとって昆布巻=身欠きニシンだったのですが、須藤さんところで立派な昆布に包まれるのはブリの大きな切身。 こら、食べ応え抜群でしょう。
ほいで、クチナシで色よく仕上げられたぶり子ちゃんも、プリプリと旨そうですなあ。

さすがの手さばき

そんな大忙しのママさんに、お願いしたは本日の(師匠の)釣果を捌いていただくこと。
余計な仕事を増やしてしまって誠に恐縮ながら、こんなにでっかい魚、家と私の技術じゃどうにもならないわけです。

解体SHOW

アオリイカ氏もちゃっちゃと下処理をしていただき、それぞれについてオススメの食べ方・調理法も教えてくださいます。

バラバラ殺 魚(語弊が)

さすがプロ、おしゃべりしながらあっという間におろしてくださいました。
ありがたや、ありがたや。


お・楽しみ

夜、窪川に戻り、教えていただいた魚の煮付けや、イカの刺身を仕込みます。
ほいで、向かったは四万十町で予約のとれない店として知られる満州軒さんです。

にんにくバター炒めに
明太まよおおお

ダメ元でお願いした食材(=本日の釣果)の持ち込みをご快諾くださり、魚とイカも美味しく調理していただきました。
(ただし、混雑状況や食材によってはOKができない場合もあると思うので、必ず事前にご確認をば。)

もちろん、たっぷりの野菜と共に豪快に盛り付けられてくるお肉も、間違いのない美味しさ。
美味しい香りが立ち込めるなか、じうじうやるのが楽しくて、コテを動かす手も止まりません。

安定

締めはこちらも名物・ジャン麺、ラーメン、そして特製焼きそば。
何が特製って、通常のホルモン&野菜炒め+麺に、持ち込みのイカを加え、さらにチャンジャとキムチのダブルトッピングで炒めちゃったわけ。

どうしてこれが旨くないことがあろうか?

帰り道、誘惑に勝てず立ち寄ったコンビニで出会った、新商品のアイスもかなりのヒットとなり、改めて「うまい酒 × 料理 × 一緒に食べてくれる楽しい方々=幸せ」という方程式の強さを実感しましたとさ。

まあ、こんなだから、「本当に毎晩飲んでるよねえ……」と【やしべ】られてしまうのよね。

てんで、本日の高知ことば【やしべる】は【軽蔑する】という意味の名詞です。
 例)確かに俺が悪かったけんど、そがぁに【やしべ】たような目で見んでよ……

ほんじゃに。

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