2017年7月19日水曜日

【ぐっしょり】せんと

*本日、生きた証*
 AM:新ミッションに向けたリサーチ
 PM:大正駅前にぎわい拠点にてWS

Melon or Lemon?

どもども、たっちーです。

見舞ってますか、患者。
小学生の頃に一度だけ、10日ほど入院した経験がありますが、それまでドラマや漫画で観ていたような日々ではなかったことだけ強烈な記憶として残っています。
というのは「フルーツやら菓子折りやらのお見舞い品で太っちゃうわ」ぐらいに甘く考えていたのですが、入院した原因が食中毒だったもので、病院食すら口に入らない期間が長かったから。
上から下から出る一方(汚くてすんません)、食べ物のことなんて考える余地もないあの日々……点滴ってすごいですね。ははは。

お見舞い品といえば。

定番は恐らくフルーツ、最も奮発するならカゴ盛りでしょうが、そこそこ豪勢な品を上げるならやっぱり、メロンではないかしらん。

垣間見えまする

先日、もろもろの収穫にお邪魔した七里の畑には、直径10cmほどの実がコロンとついておりました。
これはフルーツ売り場でよく見るマスクメロンとは違い、これから皮の表面が網アミになることはないそうですが、「メロン」の響きにどうしても高級感を感じえないのは庶民の性かねえ。

で、庶民にとってより身近な夏の果実といえば、きっとウォーターなほうのメロンでしょう。



Yes, スイカ! 
ちなみに写真は種なしスイカ。

……のはずが、割ってみるとあら不思議、ごくふつーに種がおわしますの。

で、ここまで育ったのもスムーズではなく、種なしスイカって単独で栽培しても雌花しかつかない、つまり受粉ができないから、雄花をとるために種ありスイカの苗を一緒に植えないといけないそうで。
知らずに植えたもんだから、当初は実がつかなくて「おかしいな」となっていたんですよね。

で、途中で気づき「やばい!受粉させなきゃ!」となり軌道修正(?)したところ、どうにか実ができたのだけど、種ありになっていたものでまたびっくり。
どういうこっちゃねん。 どなたか解説求ム。


皆で食べて、皆で読んだ

そんな種なし(のはずだったのにある)スイカ2つに加え、小玉スイカまでいただいちゃったもんで、うちの単身用冷蔵庫じゃとてもじゃないけれど入らん。
んぐぐぐー。かといって、ぬるいスイカとか嫌だわぁ。

と、こんな時には、大正駅前にぎわい拠点にもっていけば冷蔵庫あり、かつ皆で食べれるじゃん。
てなわけで、ビニール袋がちぎれるのが心配になるほどずっしりした実を下げて拠点へ。

水曜の今日は定休日。
けれど、ついたら、カットして冷やします。

なぜって?

はじまるよー

拠点のお座敷スペースを使ったワークショップを開催するってんで、参加者にふるまおう、消費者は多いにこしたことないからねと。
ただしまぁまぁのサイズゆえ、結果的には4分の1も消費しきらんかったのですけれど。

ほんで、ワークショップって何の?
といいますと、「アクティブ・ブック・ダイアログ」、通称”ABD”ってどんなもんかをお試しする実験の会であります。

……何そのカタカナ、全然説明になっとらんやんけ。 はい、我ながらそう思いますわ。

簡単にいえば、「一冊の本を複数人で分担して読み、それぞれが読んだパートを要約して発表・共有、気づいたことを話し合う」新たな読書法であり、本を通じた対話手法ともいえます。

課題図書

今回のテーマ本は、ジョシュア・ウルフ・シェンク(2017)『POWERS OF TWO 二人で一人の天才 』英治出版。
「天才」は「孤高」の語と相性がいいけれど、アップルの創業者であるWスティーブ(ジジョブズ&ウォズニアック)しかり、ビートルズのジョン&ポールしかり、あらゆる分野では「二人組」がイノベーションを巻き起こしてきたではないか。
そんな創造的な組み合わせを「クリエイティブ・ペア」と名づけ、革新を生み出すプロセスを豊富な事例をもとに分析していくという内容です。

レッツトーク

さっそく、結論!
私のように「読みたい本はいっぱいあるけど、読むのが遅い」人や、そもそも読書が苦手な人も短時間で読めるだけでなく、「限られた時間で要約する」ミッションのもとでテクストに挑むと、集中力や理解(しようとする)度が各段にアップすることを実感しました。
つまり、オヌヌメ!

読むは読むでも

もっとも、言語をはじめとした教育の分野では、長い文章を分割して担当部分を決めて勉強、学んだ内容を持ち寄る「ジグゾー法」という手法があるので、同様の効果は当初から期待していましたが、やはり実感するのは自分がやるのが一番ですね。

限られた時間内で担当パートを読むだけでも、一人の読書より気合いが入りますが、読んでいないメンバーがわかるように紙にまとめるとなると「何が大事か」を常に意識しながら文章と向き合うことになります。

ガリガリ

とにかく、理解しよう、吸収しよう、と気を張っていますから、眠くなることもないし、周りが頑張っていると自分も頑張りたくなるもの。
実はこの本、数週間前に密林で入手、自主的に読み始めていたのだけれど、事例が多すぎてやや論点が散漫になるところも否めず、3/4ほどでページを繰る手が止まっていたのですよね。

が、ワークショップ中に心が折れなかったのはもちろん、もうちょい頑張って自分で最後まで読んじゃろ! という意欲まで沸いてきたから不思議。
ひとつのテクストを読んで真剣に意見を交わしあうこと自体、大学院のゼミ以来ともいえますから、脳みそが知的刺激に喜んでいたのでしょう。

残念ながらタイムオーバーのため、議論もそこそこに解散となりましたが、「またやりたい!」「今度は合宿?」なんて声もでるほどの盛り上がり。
また近いうちに第二弾をいたしましょう。

ABDなんて名前はちょっととっつきにくいけれど、要は「皆で楽して読んじゃおうぜ」ぐらいの気軽な会、決して【ぐっしょり】させませんから、次回はあなたも是非ご一緒にいかが。

てんで、本日の高知ことば【ぐっしょり】は【がっかり】という意味で使われる土佐弁です。
 例)どうしたが? えらい【ぐっしょり】してるやかー。 ほんじゃーに!

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