2016年9月27日火曜日

ちょっと【じるい】けど

こんばんは、たっちーです。

しぼってますか、すだち。
高知に移住して、27年分摂取させていただいているのは柑橘類です。
お酒はもちろん、刺身やタタキ、焼き魚など火を通したもの、何にでもじゅわっと一搾りしただけで、味も香りもレベルがひとつあがるなぁと感じます。
これからはみかんも柚子も出てくるので、楽しみな季節です。

(祝)ツナギ・デビュー

さて、今朝シャワーを浴びてから着込んだは、先日仕入れたツナギであります。

何のためって?

ガリガリガリ

農業体験の稲刈りに参戦するからです。
役場の職員さんのご実家で、四万十は七里の田んぼにお邪魔させていただきました。

ドライ☆マシーン

午前中は籾すりから、袋詰めの作業です。
昨日までに刈った稲を乾燥機で乾かし、機械でふるい分けます。

ふるいふるい

実のほとんど入ってない、いわゆるくず米、米粉などに加工される二番米から、選りすぐられたお米だけを一つずつ袋に詰めていきます。
乾燥、選別までは機械がやってくれても、最後の最後はやはり人の手が必要なのだと実感しました。

顔がもじゃもじゃなわけではないよ

しかしまぁ不器用なので、お手伝いというよりお邪魔虫。
それでも、ツナギが似合うと言われてご機嫌になっている単純な人間です。

運転してますか?

稲刈り機。
まさか神奈川は川崎生まれでこれに乗るチャンスに恵まれるとは思わなんだ。

操縦席からの眺めは格別

とはいえ、オートマの乗用車すらろくに運転できない人間がうまく扱えるはずはありません。

前進後退、刃の上げ下ろし、刈り取りのスイッチ切り替え、オーガ(刈った稲を網に移すパイプ?)の操作等々。
ひとつのマシーンに様々な作業が伴うもんで、もう訳カツオ、ちゃうちゃうワカメであります。
体験を受け入れてくださった、田んぼのご主人もハラハラしながら見守っておられました。

刈ったら移すよ

けんど、さすがのド不器用(兼不器量)も何周かするうちに次第に慣れてくるわけで、もう一心不乱にレバーをいじくって黙々と作業に専念します。
私はあくまで、既に育った稲を刈り、袋に詰めるという、米づくりの最終工程をかじらせていただいたに過ぎないのですが。

刈ったどー

これまで何も考えずにコンビニで買っていたおにぎりも、材料はこんなに手間隙かけてつくられているのだと、身をもって感じます。
本当に貴重な経験をさせていただいてありがたい限り、そしてやっぱり田植えから関わりたいなと思いました。

秘密結社に潜入

農作業を一段落してからうかがったは、窪川高校です。

来月に予定している、絶賛企画中のイベントの仕込みのためであります。
校長先生にご挨拶させていただき、非常に有意義なお話をさせていただきました。

お肉たっぷり

ほいで最後に繰り出したは、北琴平町の味そのさん。
もっとも単なる飲み会ではなく、協力隊としてのお仕事の一貫です。

カツオのお刺身にすき焼き、餃子といったうまうまの品々を肴にして、高知の日本酒をざぶざぶいただきます。
返杯と献杯の応酬、杯があっちこっちに行き交いました。
杯と一緒に、参加者が徳利をもって忙しなく動き回る、THE・土佐のおきゃくです。

たまったお米を乾燥機へ移すパイプ

6時からの会が、気づいたら10時近くなっていて、もう眠いのなんのって。
昼過ぎに【じるい】田んぼを踏みしめたのがものすごく昔のような気がしてきます。

てんで、本日の高知ことば【じるい】は、【ぬかるんだ】の意で使われる形容詞です。
 例)今朝はこじゃんと雨がふっちゅうき、まだまだ【じるく】て稲刈りはできん。

ぐいーん

今年は雨が多くて、なかなか刈り取るタイミングを見つけるのが難しいと聞きます。
四万十自慢のお米が少しでも良い状態で、少しでも多く出荷され、町内外の人の元へ届くようにと願うばかりであります。

あれ、柄にもなくまともな感じで〆ちゃいました。

ほんじゃーに!

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